虫歯
tooth decay
虫歯は細菌による感染症です。歯の象牙質と呼ばれるところは象牙細管と呼ばれるパイプだらけで、その総延長は一番小さな下の前歯で約4kmにも及びます。そしてこの細菌が出す酸により変質した部分が歯の神経(歯髄)まで到達していなくても象牙細管内で細菌が繁殖すれば神経が炎症を起こします。
しかし細菌は肉眼では見えません。電子顕微鏡のレベルまで拡大しないとその1個1個の確認もできません。ですから通常の虫歯の治療では細菌が象牙細管内に残ったまま詰めたり被せたりしてしまっている可能性があります。