口の中のケア方法
ORAL CARE
人はそれぞれ体のコンディションも異なれば、歯の大きさや歯並びといったお口の中の環境も違いますので、その人に合ったケア方法も一人ひとり変わります。
当院ではリスク検査(有料)に応じていただけた方には、どこに重点をおいてケアした方がよいのかをアドバイス致します。
ここでは「経皮毒」に配慮した院長おすすめの標準的なケア方法をお示し致します。
①当院で治療前にうがいをしていただいております洗浄液で、20秒以上しっかりグチュグチュうがいを行ないます。
この時のうがいは、隣の部屋にいる人にもうがいの音が聞こえるくらいの強いうがいが必要です。
このうがいにより歯垢(プラーク)の外側にある「バイオフィルム」を破壊することができるといわれており、歯磨きで除去しやすくすることができるようになります。
この「バイオフィルム」とよばれる外側の防御壁的な膜があると免疫細胞や抗菌剤も中の細菌には作用できず、歯ブラシでも除去しにくいのですが、バイオフィルムが破壊されれば除去しやすくなります。当院の洗浄液にはこの効果が期待できます。
うがいが終わりましたら、一度洗浄液を吐き出します。そしてデンタルフロスや糸ようじを用いて歯と歯の間のケアを行なっていきます。
② 再度洗浄液をお口に含んで軽く上を向き、歯ブラシをくわえ込みます。
そして右側を磨く時は頭を右に傾け、洗浄液に歯ブラシを浸しながら磨いていきます。
左側を磨く時は頭を左に傾け、前歯を磨く時は下向きになりますので、
唇を強めにすぼめます。(基本的に唇は閉じた状態での歯磨きになります)
歯ブラシの当て損じがないよう、歯のすべての面に歯ブラシを当て時間をかけてしっかり歯磨きします。
永久歯がすべてある方ですと15~20分は最低でも歯磨き時間はかかります。せっかく洗浄液で汚れ(歯垢・プラーク)が除去しやすい状態になっていても歯ブラシが十分に当たって除去されなければ時間の経過とともに除去しにくくなってしまいますので、ご注意ください。
③ 歯磨きが終わりましたら洗浄液を吐き出し、よくうがいをし、歯ブラシもよく洗います。
その後ジェルを歯ブラシで塗り込んでいきます。
塗り込みが終わりましたら、うがいはしないで歯ブラシのみ洗います。
唾液が出てきて気になる方は軽く吐き出す程度に留めてください。
またご飲食もしばらくはご遠慮ください。